録りだめしておいた「世界ふれあい街あるき」で「カサブランカ」を見る。そして当然のようにして、Amazon の Prime Videoで、ハンフリー・ボガード主演の「カサブランカ」を見る。ハンフリー・ボガードのしぶい演技とイングリッド・バーグマンの類い稀な美貌とを何年かに一度見たくなる、恋愛映画の名作。
夢追うシニアのWeb通信
八十路を過ぎてもなお 夢を追い続ける 夢追うシニアが 残り少なくなった人生に 何を思い何を成すか それを 折に触れて ご覧に入れます
- 「カサブランカ」に引けを取らない「恋愛映画の名作」といえば、ゲイリー・クーパー、マレーネ・ディートリッヒ主演の「モロッコ」である。もし二十歳の私がこの映画をすでに見たことがあって、ゲイリー・クーパー演じるトムがマレーネ・ディートリッヒ演じるアミ―の口紅を使って鏡に書き残した “ I changed my mind. Good luck ! ” という別れの言葉を知っていたら、そしてそれを実際に使っていたら、私は、今とは違った人生を歩んできたに違いない、という気がしてならない。
- 深夜、何か月ぶりかで、iPhoneで、3代目古今亭志ん朝の「柳田格之進」を聴く。江戸時代の武士道をテーマにした人情噺だが、何度となく聴いて、あらすじはよく知っているのに、語り口の巧妙さに引き込まれて、一席終わると、感動のあまり、ついほろりとしてしまうのである。 感動的という点で似ているのが、「宗泯の滝」で、こちらの方は、人情噺ではなく、江戸時代に腰元彫という彫金で名を馳せた名人の一代噺で、芸能ならぬ芸術をテーマにした演目といえるだけに、感動は深いところから湧いてきて、思わず嗚咽してしまう程なのである。 『夢追人日録』で、「ブログに落語をテーマにした記事を書くのもそれほど遠い未来ではない」と書いて以来、もう何年になるだろう。「HOME」にも書いたように、「八十路を過ぎてもなお夢を追い続ける夢追うシニア」が、「落語をテーマにした記事を書く」時がようやく来たようである。
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